本来、派遣採用時に面接をすることは禁止されています(労働者派遣法第26条7項「派遣先が講ずべき措置に関する指針」)。
とはいえ、実際には80%以上の確率で『職場見学』とか『打ち合わせ』とかの名目で事前の面接を行っているのが実情です。
また、正社員への登用を前提としている紹介予定派遣では、事前の面接が正式に認められています。
世の中の流れは事前面接解禁の方向へと動いていますし、すでに行われて当然との風潮もありますので、面接の準備は怠らないようにしましょう。
派遣の面接は、職歴やスキルの審査が済んだあとに行われます。
企業はあなたの人柄を確認するために面接するのです。
以下の点に注意して人柄をアピールしましょう。
【第一印象】
第一印象で面接の可否が決まるといってもいいぐらい重要です。
服装とメイク、表情であなたの第一印象は大きく変わります。
【立ち振る舞い】
ドアの開け閉めから歩き方、姿勢などは意外と相手に見られています。
【コミュニケーション能力】
質問に対する的確な回答を適切な敬語で返すようにします。
その際、明るくハキハキを心がけましょう。
面接では質問を活用するようにしましょう。
待遇面の質問をあまりに事細かにするのは逆効果ですが、適度な質問は相手の目に真摯な態度と映りますので好印象を与えます。
質問に限った話ではありませんが、ノートなどを用意して相手の話すポイントごとにメモをとるのも好印象です。
ただし、メモをとることに集中するあまり、下を向いたまま話すのはマイナスですので注意しましょう。
また、派遣の面接では役職者や部署の責任者が出てくることが多いため、その企業の製品や部署の役割を質問するようにしましょう。
相手がベテランであればあるほどプライドをくすぐる質問を喜びますので、面接の流れを一気に良くすることができます。
人間は失敗する動物とはいえ、面接では上手くできて当たり前であると心がけましょう。
なにかを一つを失敗するとその失敗自身は小さいことでも、その後の雰囲気が悪くなり最後まで気まずい空気が流れたまま、ということはよくあります。
このような失敗はしないようにしましょう。
【遅刻】
よほどの正統な理由がない限り、遅刻した時点でアウトです。
必ず事前に企業までの道順を調べて、遅刻しないようにしましょう。
【携帯電話の切り忘れ】
近年の失敗ワースト1です。
音が鳴らなくてもバイブレーションも不快感を与えますので、電源を切っておきましょう。
【マナー違反】
ビジネスマナーは身につけていて当然と見なされています。
上座下座を間違える、勧められる前に席に着く、挨拶ができない、などは論外です。
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